2009年8月30日日曜日

肥満は脳の老化を加速する

肥満の人の方が加齢とともに脳の神経組織が多く失われていることが明らかになったそうだ(U.S.news本家/.より)。

研 究に携わったUCLAの神経科学者Paul Thompson博士によると、高齢者の脳を調べたところ肥満の人は健康な人と比べて脳が16歳分老化が進んでいるような状態であり、過体重の人の場合は 8歳分余計に老化した状態だったとのこと。また、肥満の人は健康な人よりも脳組織が8%程少なく、過体重の場合は4%程少なかったそうだ。脳組織の減少は 主に前頭葉と側頭葉でみられ、記憶力や意思決定能力に影響していると考えられるとのこと。

研究者らは肥満や過体重が脳の老化を促進し、また アルツハイマー症のリスクなどを高めるとみているそうだ。肥満や過体重はまた糖尿病や癌、認知力問題や心臓疾患のリスクを高めるとされている。さらに性的 不能や不妊など一見肥満と関係なさそうな分野への影響もあると考えられているとのことだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿