まえがき
ほめたりしかったりは「強化の理論」。人間と動物は違う。だからほめるより、認める/認めることは鏡。自分が鏡にならなくても、いろいろは鏡を用意してやればよい/露骨なアメやムチを使わなくてよい
1 ほめ上手より、認め上手になれ
有能感や自己効力感を高め、やる気を引き出す/ありのままを認めよ/日常の承認とキャリアの承認(短期と長期)を使い分けよ/1人1人の承認願望を理解する/挨拶すること、話しかけることは相互承認の第一歩/若手は新人を指導させることで動機付け/異性の承認力は大きい/リーダーは黒子になることを厭うな―インフラ型リーダーシップ、サーバント・リーダーシップ/席を決めないフリーアドレス制/ハーズバーグの「動機づけ要因」と「衛生要因」とは?/満足をもたらすのが動機づけ要因(ex.名誉、尊厳)、不満をもたらすのが衛生要因(給与)/部下の9割は名前を出すと喜ぶ。とりあえず遠慮するのは日本人のジェスチャーだ/名前を出すなら裁量権も与えねばならない。ホウレンソウを重視しすぎるな(監視が目的ではない)/「見える化」を監視目的に使ってはならない(遠藤、『見える化』)/これからは、評価より評判/ホーソン実験…職場に非公式な集団が自然と形成され、規範(ノルム)ができ、そのノルムが生産性を左右する/仲間内で評判のよい者がよい仕事をするとは限らない/飲み会、レクリエーションの企画は若手にやらせる
2 失敗しないほめ方、しかり方
ほめる、しかるのマイナス面と上手なやり方/誇張したほめ方、作為的なほめ方はだめ/因果関係が分かるよう間を空けずほめる/具体的にほめる/相手の自尊心に合わせたほめ方/「あなたは好きではないけれど実力はすばらしい」―斜め上から目線でほめる/媒介者を使って間接的にほめる/うっかり地雷を踏むな―沈黙、不快な表情を見逃さないで記憶しておく/利害が対立しているときは、より上位の目的に照らして/ほめる、しかるは5対1/「君ほどのものが周りの模範となってくれなくてはダメじゃないか」―プライドをくすぐりながらしかる/タテマエしか見せない上司より、ホンネで接する上司のほうがむしろ信頼される
3 「表彰」はこれだけ使える
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