2009年8月1日土曜日

一生モノの勉強法―京大理系人気教授の戦略とノウハウ

はじめに

1 戦略的勉強法とは
場当たり的ではダメ、システマティックに/知識と教養、両方大切/コンテンツ能力、ノウハウ能力、ロジカル・シンキング能力/好きな勉強だけにこだわらない/どうしても無理なら捨てる―勉強の損切り/遊びから教養を深める/最初のハードルはできるだけ低く

2 勉強の時間を作り出す
締め切り効果(デッドライン仕事術)/昼休みは隠れた資源、思い切って寝るのも戦略/集中するためには弛緩する時間も不可欠だ/シャドウ・スピーキング/手帳は1冊で管理/仕事、勉強、遊びのバランス/飲み会に2時間以上いてはならない/酒席は人間関係を学ぶ場/ニュースを長時間テレビで見る必要はない/睡眠を削ってはならない/起床時に水を飲む

3 情報整理術
PCは極力アウトプットに使う/PCに百科事典をインストールする/人間の記憶力はまったくあてにならない―記録せよ/4色ボールペン、6色のマーカー/ノートはA4のルーズリーフ(罫線6ミリ)を表だけ使いバッファを確保/バインダーは一時的な保管場所/あえてノートをとらないというテクニック/本は背表紙が見えるように置く/知的生活をしていると、本はあっという間に増えていく/クリアフォルダはぜいたくに―1情報には1フォルダ/色つきを5%くらい使う

4 読む力
おそろしく知識が偏っている/いろいろな分野の本を読む/読書のアドバンテージが高くなっている/多読が基本、アンテナを増やす/即買いが原則/汚すためにも所有する必要がある/学校に行かなくてもたいていのことは本で勉強できる/常に知的好奇心を失わないためにも、書店に行く習慣を持つ/図書館では普段読まない本を/いかなるテーマでも入門書は最低3冊(1冊くらいは新書を)/つまらなければ切り捨てればよい/速く読めそうな本を優先/児童書は入門書の宝庫/入門書はともかく、ビジネス書は最初から最後まで読み通す必要などない/「インデックス法」で狙い撃ち、「棚上げ法」でスルー/1行でも役に立てば買っておいて損はない/理解できるところだけ読んで吸収すればモトは取れる

5 理系的試験突破の技術
試験を介することで合理的な勉強ができる/気力や努力でなくシステムに任せる/あとは問題集に向き合うだけ/完璧主義は不要、試験はドライに/ミシュランでいう三つ星の論点からヤマをかける/過去問を研究するのが王道/集中力は1時間が限界/スキマ時間は単純暗記/情報は3段階で記憶する―記憶していないことを絞り込む→①黙読で理解・定着→②音読→③書く/記憶を引き出す習慣によって、復元能力は高まる/システムをつくったら、あとは機械のように学ぶ/システムを他人事のようにみなす/試験は解ける問題から解き、必ず見直しをする(バッファ法)/線を引いたり、書き込む/統一化とか規格化はクリエイティビティの敵/線を引く箇所は時間とともに変化する/効率重視の勉強に、なぜ古典?/世界の名著は「さわり」だけでも読んでおく/通常、情報は1日1回確認すれば十分/新聞を隅々まで精読するより、新書を1冊/新聞は1日10分、見出しと5行だけ/情報収集の時間を考えよ/雑誌だって消化不良にならないように

6 人から教わる
異業種で働く人を知るのは有意義/フルネームのパワー/ギブ・アンド・ギブからはじめよ

おわりに
勉強は場当たり的ではなく、システムの一部としてやる/勉強はとても楽しいものなのです

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