衆院議員、鈴木宗男被告(61)=あっせん収賄罪などで一、二審実刑、上告中=をめぐる一連の事件で、背任と偽計業務妨害の罪に問われた外務省元 主任分析官、佐藤優被告(49)=起訴休職中=の上告審で、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は1日までに、上告を棄却する決定をした。佐藤被告を懲役 2年6月、執行猶予4年とした一、二審判決が確定する。
一、二審判決によると、佐藤被告は外務省元課長補佐と共謀。2000年にイスラエルの学者を日本に招くなどして、外務省関連の国際機関「支援委員会」の目的に反して、約3300万円を支出させ、損害を与えた。
さらに、同年には支援委発注の北方領土・国後島ディーゼル発電施設工事の入札で、予定価格に関する情報を漏らさせ、三井物産に受注させて支援委の発注業務を妨害した。
2009年7月1日水曜日
外務省の佐藤元分析官、有罪確定へ 最高裁が上告棄却
外務省の佐藤元分析官、有罪確定へ 最高裁が上告棄却
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