米財務省によると、5月末の中国の米国債保有残高は前月末に比べ380億ドル増の8015億ドルとなり、初めて8000億ドル台を突破した。増加 額は昨年10月の659億ドル以来、7カ月ぶりの大きさとなった。外貨準備が2兆ドルを超えたのを機に、中国が再び米国債の積極購入に動き出したとの見方 が出ている。
中国は今年に入って米国債の購入を絞り込み始めたもようで、保有残高の増加ペースは徐々に鈍化。4月末には昨年6月以来、10カ月ぶり に減少に転じた。金融危機でドルの信認が揺らぐ中、中国はドルに偏った外貨準備運用の多様化を探っており、運用先を米国債以外に振り向け始めたとの観測も 浮上していた。
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