「核の傘」で強い責任=北朝鮮との対話姿勢維持-米国務次官補
就任後初めて来日したキャンベル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は17日、都内の米大使館で記者団と会見し、「核の傘」を含め、米国が日本の防衛 を担う「拡大抑止」について、18日に同次官補が参加して開かれる日米安全保障協議委員会(2プラス2)の局長級実務者協議で取り上げる方針を明らかにし た。同次官補は、米国には日本に「拡大核抑止」を提供するという強い責任があると強調した。
キャンベル氏は、究極的には核廃絶を目指すオバマ政権の方針を確認しながらも、北朝鮮の動向など「現在、われわれは非常に現実的な問題に直面している」とし、「核の傘」を今後も重視する考えを明らかにした。ただ、日本の核武装は「最善の選択とは思わない」と指摘した。
一方、強硬姿勢を強める北朝鮮への対応に関して同氏は、国連安保理決議による制裁をはじめ圧力を掛ける必要性を確認。半面、「扉を開けたままにするのが日 米の利益にかなっている」とし、6カ国協議への復帰は「手遅れではない」というメッセージを北朝鮮に送り続ける意向も示した。
また、衆院選の結果見通しには言及を避けながらも、どのような政権になっても緊密に協力する方針を確認した。
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