2009年5月9日土曜日

戦前の日本経済

WWⅠ前
明治維新(1868)…富国強兵、殖産興業
当時、西欧諸国は独占資本主義、帝国主義段階に達しており、欧米列強は、東アジア進出をすすめていた→早急な近代化が必要であった

上からの近代化、資本主義化
地租改正による税収をもとに政府が出資(1873)
(官営)模範工場(ex.富岡製糸場)を設立した後、1881年以降、それらは民間に払い下げられ、産業資本家が国家によって育成される
彼ら政商は、後に四大財閥(三井、三菱、住友、安田)となっていく

産業革命
日清戦争(1894-95)…軽工業中心の第一次産業革命
日露戦争(04-05)…重工業中心の第二次産業革命(ex.官営八幡製鉄所)

独占資本主義
WWⅠ(14-)期には、海運活況の下、政商から成長した財閥がコンツェルンを形成し、アジアへの資本進出を計画(帝国主義化)

WWⅠ後
WWⅡ後の反動恐慌、関東大震災(23)、金融恐慌(27)、世界大恐慌(29)等により、日本資本主義は壊滅状況
国内市場が狭く、不況打開のために海外市場の獲得が不可避

30年代は世界大不況であり、列強も高率の(保護)関税や為替ダンピング等、保護主義化
「持てる国」はブロック経済を形成、「持たざる国」(ex.日本、ドイツ)は植民地再分割要求を掲げて、軍国主義、ファシズムへ傾斜

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