2009年5月3日日曜日

資本主義の歴史

商業資本主義(15C-)
15Cの大航海時代以降の海洋航路の発見による遠隔地貿易の発達
商工業者たちは国内市場の統一と貿易独占を求めて国王と結合(ex.東インド会社)

重商資本主義
トマス・マン(『外国貿易におけるイギリスの財宝』)
絶対主義化の特権商人保護政策
貨幣(金、銀等)を唯一の富と考える
前期:重金主義、重銀主義
後期:貿易差額主義

資本の本源的蓄積
資本主義にとって必要不可欠の要素である資本家と労働者を生み出す歴史過程(エンクロージャー

マニュファクチュア
熟練工を工場に集めて分業と協業に基づいて効率的な毛織物工業を行う

産業資本主義(18C半ば-19C半ば)
18C欧米に始まる産業革命により道具→機械へと生産手段が変化
商業資本家は利潤を蓄積→産業資本家へ変化
機械の発明により不熟練労働者の組織化→工場制機械工業へ変化、大量生産体制の実現
市民革命による絶対君主制の崩壊→特権商人保護政策の解消→新興ブルジョアジーの経済活動の自由が保障された
古典派経済学(スミス)…自由放任主義経済

独占資本主義(19C後半-20C初)
自由競争→淘汰→資本の集積、集中が進行(カルテル、トラスト、コンツェルン)
コンツェルンの典型は金融資本の形成
帝国主義(レーニン):先進国の独占資本は、資源や市場を求めて海外に進出するという資本輸出のため、植民地の再分割競争を行った
資本主義の矛盾→マルクス経済学の台頭

修正資本主義(20C)
世界大恐慌後の資本主義
国家は部分的に民間経済活動へ介入→混合経済、二重経済
マルクス主義の立場からは国家独占資本主義と皮肉って表現
ケインズ経済学→ニュー・ディール政策

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