◆重商主義(16-18C、ヨーロッパ)
ヨーロッパ絶対主義期の経済思想
経済に対する国家の保護、干渉を主張
前期:重金主義←マリーンズ(イギリス)
後期:貿易差額主義←コルベール(フランス)
トマス・マン(『外国貿易におけるイギリスの財宝』)、特権商人保護政策を主張
◆重農主義(18C後半)
農業国フランスで主張
重商主義政策に反対、農業労働のみが国富の財源
ケネー(『経済表』)、コルベール主義を批判
◆古典派(18C後半、イギリス)
世界の工場、イギリスで主張、発展
資本主義の基本原理を明確にした
自由放任主義における予定調和論
労働価値説…商品価値の源泉を労働に求める
セイの法則…供給が需要を生み出す
スミス
リカード
ミル
マルサス
◆歴史学派(19C後半-20C初め、ドイツ)
自由貿易(リカード)を批判し保護貿易を主張
リスト(『経済学の国民的体系』)、経済発展段階説を主張
◆マルクス主義(19C半ば)
資本主義の矛盾を科学的に分析し、平等社会並行する歴史的必然性を唱えた
資本家による労働搾取という経済関係(下部構造)は、必ずプロレタリアート革命を引き起こし、政治体制(上部構造)を変化させる
労働価値説に立つが、剰余価値が資本家に搾取される点を重視
マルクス
エンゲルス
ヒルファーディング
レーニン
◆近代経済学(1870-)
商品価値は労働価値説ではなく限界効用価値説
メンガー、オーストリア学派
ジェヴォンズ、ケンブリッジ学派
ワルラス、ローザンヌ学派
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