2009年4月12日日曜日

経済学史

重商主義(16-18C、ヨーロッパ)
 ヨーロッパ絶対主義期の経済思想
 経済に対する国家の保護、干渉を主張
   前期:重金主義←マリーンズ(イギリス)
   後期:貿易差額主義←コルベール(フランス)
 トマス・マン(『外国貿易におけるイギリスの財宝』)、特権商人保護政策を主張

重農主義(18C後半)
 農業国フランスで主張
 重商主義政策に反対、農業労働のみが国富の財源
 ケネー(『経済表』)、コルベール主義を批判

古典派(18C後半、イギリス)
 世界の工場、イギリスで主張、発展
 資本主義の基本原理を明確にした
 自由放任主義における予定調和論
 労働価値説…商品価値の源泉を労働に求める
 セイの法則…供給が需要を生み出す
 スミス
 リカード
 ミル
 マルサス

歴史学派(19C後半-20C初め、ドイツ)
 自由貿易(リカード)を批判し保護貿易を主張
 リスト(『経済学の国民的体系』)、経済発展段階説を主張

マルクス主義(19C半ば)
 資本主義の矛盾を科学的に分析し、平等社会並行する歴史的必然性を唱えた
 資本家による労働搾取という経済関係(下部構造)は、必ずプロレタリアート革命を引き起こし、政治体制(上部構造)を変化させる
 労働価値説に立つが、剰余価値が資本家に搾取される点を重視
 マルクス
 エンゲルス
 ヒルファーディング
 レーニン

近代経済学(1870-)
 商品価値は労働価値説ではなく限界効用価値説
 メンガー、オーストリア学派
 ジェヴォンズ、ケンブリッジ学派
 ワルラス、ローザンヌ学派

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