2009年6月19日金曜日

自然独占分野の参入規制による非効率性

公正報酬率規制が長期化した場合に発生する非効率性
アバーチ・ジョンソン効果
必要以上に多くの事業資産を保有

X非効率性
参入規制によって、効率的な生産活動を行おうとするインセンティブが失われる

動態的非効率性
参入規制によって、技術革新を行おうとするインセンティブが弱められる

ソフトな予算制約の問題
経営破綻に陥ったとしても、公的資金の投入による救済が行われると予想されるため、経営を効率化しようとするインセンティブが失われ、コスト意識のない経営が行われる

政府の失敗
政府によるモニタリングの失敗

①情報の問題
②接待・賄賂・天下り等を通じて、政府の人間が被規制企業・国営企業の側に取り込まれてしまう(とりこの理論(capture theory))
③新規参入阻止のため、役人に対する接待・賄賂・天下りの受け入れ(レント・シーキング活動
 ↓
公正報酬率規制を廃止してインセンティブ規制を行うことが好ましいと考えられるようになった

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