◆貿易と国際分業
自由貿易(比較生産費説)
イギリス古典派の主張
リカード『経済学および課税の原理』
保護貿易
19C、後進国ドイツの歴史学派が主張
リスト『政治経済学の国民的体系』
保護貿易の手段としては、関税障壁と非関税障壁(ex.輸入数量制限、輸入許可手続、輸入課徴金、検疫基準強化)がある。日本は前者が高く、アメリカは後者が高い。
19Cにはパックス・ブリタニカの下で自由貿易が主張された。30年代の不況の中でブロック経済が形成され、保護主義がとられる。ブロック間の対立がWWⅡを生んだことの反省から、戦後はパックス・アメリカーナの下で自由貿易が主張され、IMF=GATT体制が作られた。持てるブロックとしては、ドル・ブロック、スターリング・ブロック、金ブロック、持たざるブロックとしては、ナチス広域経済圏、円ブロックがある。
◆国際収支(96からの分類)
経常収支
貿易・サービス収支…貿易収支(商品)、サービス収支(用益)
所得収支(投資収益等)
経常移転収支(国際機関拠出金、消費財への無償援助)
資本収支
投資収支…直接投資(企業設立)、証券投資(株式等)、その他の投資(預金)
その他の資本収支
誤差脱漏
日本の国際収支の動向
80年以降は、貿易収支大幅黒字、経常収支大幅黒字である。ただし、95,96年と超円高に伴い激減。86-88年は、長期資本収支は大幅赤字(プラザ合意円高による海外投資が急増したため)。
◆外国為替市場
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